8月6日(木)【傍流】
私の生まれる前から素晴らしい人たちはたくさんいて、また生まれた後からもたくさんの優秀な人たちが自分の道を歩いていく。
私の生きる道なんてのは、所詮そういった優れた人たちの後追いでしかない。
一度地面に水か流れて川になってしまえば、あとに続く水はそれの水路に従って流れるしかないのと同じように。
こんな世の中で一体どう生きることができる。
道を先行くこともできない、流れを変える力もない。ただ後塵を拝すことしかできない私が。
私は傍流でありたいのだ。
主流になれなくとも、大きな道から少し外れた所に私の流れを形作りたい。一瞬でいい。私が死んだ後すぐ廃れてしまってもいい。
私の作った流れに主流で生きられなくなった生き物がいきづくことがあれば、これ以上の幸せはない。
綴れるうちに思いを綴っておこうと思い、今日ここに記すことにした。