【TRIANGLE STRATEGY 体験版レビュー】
TRIANGLE STRATEGY 体験版レビュー
はじめに
こんばんは。今日2月18日(木)7:00時から、NIntendo Directが配信されました。その中で私が個人的に面白そうだと思ったのがスクウェアエニックスの新作ゲーム、 Project TRIANGLE STRATEGYです。
このゲームは同社の前作「OCTOPATH TRAVELER」に続くHD-2Dタイトルの第二弾として発表されました。HD-2Dとは「ドット絵の進化系」として「"ドット絵"に"3DCG"の画面効果を加えた幻想的な世界」と同社が位置付けた物です。前作は美しいドット絵で描かれた世界観と重厚なストーリーが高い評価を得ていました。私が今回注目したのがタクティクスRPG(いわゆるシミュレーションRPG)である点です。私はSRPGが大変好きなのでこの新作にも期待し興味を持ったという次第です。
そういうわけで今回体験版をプレイしてみた感想を簡単に紹介していこうと思います。
良かった点
・天秤によるストーリーの分岐
ダイレクトでも紹介されていたように、このゲームではストーリーに関わることをキャラクターによる投票によって決定します。この天秤が本当に面白い!自分とは違う意見の仲間を会話で説得する、説得のための情報を集めるために村人と会話する、そうした試行錯誤が非常に面白いですし、世界観を深く知ることができます。同じイベントを何度も違う選択肢で遊んでみたくなると思います。
・高さや地形が生きる戦闘システム
シミュレーションRPGで重要なのはその戦略性です。今作の戦闘システムはなかなか独特だなと感じました。それはキャラクターの能力だけでなくマップの高さや地形が非常に重要であるという点です。同じ技でも高いところから出した方が強い、高いところにいるから敵を攻撃しづらい、そういった地形の高さの要素がこのゲームでは非常に重要です。
また仲間にも地形を変える能力を持ったキャラクターがいます。地面を凍らせて道を防ぐ、燃えている麦畑を雨を降らして消化する。こうした地形を利用した多彩な戦闘がこのゲームの醍醐味だと思います。
改善が必要だと感じた点
・戦闘のテンポが少し悪い
今作はキャラクターごとに操作できる順番が決まっており、その順にキャラクターを操作していくことになります。そのために一体一体動かしながら戦っていくことになります。個人的にはこの辺りが少々テンポが悪いと感じました。もちろんSRPGはえてしてそういう面がありますが、ややそのテンポの悪さが強く感じました。
各キャラクターの行動を終えるためには行動終了する必要があるのですが、これにはXボタンが割り当てられており、さらにそれを確認するためにAボタン、と要求される操作が多くあります。細かいことではありますがこれが8人の仲間全部に、毎ターンするとなるとやや面倒になってきます。移動するだけの行動などはワンアクションで行って欲しいなどと感じました。
・マップが少々見づらい
このゲームの特徴として高さを利用した地形というものがあります。もちろん面白い要素でありますが、同時にマップの見辛さも感じました。高い地形から低い地形へカーソルを動かすとカメラがかなり大きく動き、一体自分がどこを見ているのかわからなくなることがありました。また高さを表す段差の地形に関していえば、どこが登れる段差でどこが登れない段差七日がわからない、ということが多くありました。
こうした問題はインテリジェントシステムズのSRPG「ファイアーエムブレム 暁の女神」でも見られました。この「暁の女神」でもマップの高さを利用した有利不利というものが存在しました。どうしても高さが違うことでマップが見づらくなったり、逆にマップの設計に制限がかかるということになっていました。そして以降のFE作品では高さというシステムは見られなくなっていきました。
マップの多様さはこのゲームの良さでもあるので、なかなか難しいとは思いますが、カメラが固定できるモードや補助グリッドの実装など見やすくなる機能が加わればより良いものになると感じました。
おわりに
以上簡単ではありますが体験版をプレイしてみた感想を書いてみました。今日1日遊んでみただけの感想なので不確かな部分もあるとは思いますが、あくまで一つの意見として参考になれば幸いです。
改善点も感じましたが、それを上回る面白みを感じたので是非買いたいなと思っています。